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98/4〜99/3 ゆりかご保育園父母の会ニュースより
YDC関連記事を抜粋(2本)

野球しましょう

野球練習(第2回)

 カキーン、コーン、カン、ダッダッダッダッダ

 やや蒸し暑い8月1日土曜日の午後、北大のB球場から、まぎれもない野球練習の音が聞こえてきた。さらに耳を澄ますと時折ブーンといった、大きな空振りの音。どうも学生の野球部にしてはちょっとレベルが下がる感じだ。

 なんだろう?こんな蒸し暑い日によくやるなあ。いったい誰が?私はついその音に好奇心をそそられ球場を覗いてみる事にした。

 するとまず目に入ったのが、球場の周りで遊ぶ泥だらけの子どもたち。中にはまだ、やっと話すことができるようになったようなちびっこもいる。いや、この子達が練習をしているはずはない。さらに目を凝らすと、うーん…複雑な年齢層のチアガールたち。彼女たちはどうも練習そっちのけで井戸端会議を繰り広げている。やれやれといったところか。

 やっと練習をしている本人たちを見ることができた。なんと、彼らはいいおやじたちで、バッターボックスで空振りをしている彼はもうへろへろだ。一方、中には元気な声で外野の向こう側から声を張り上げているものもいる。いったい彼らはなんなんだ。私は近くで工事をしていた人に聞いてみたが、逆に彼らも不信感を抱いていたらしい。肩をすくめるだけだった。そこで、泥だらけの子どもを捕まえていったい彼らはなんなのか聞いてみた。

 すると、あっさりとその子は答えた。「ゆりかご保育園のお父さんたちだよ。」ああそれでわかった。あのチアガールたちは、母親か保母だ。その瞬間私は重大な事を思い出した。「今日は野球の練習だった。場所は確か…北大B球場だ。」自分の子どももゆりかごの子だった。そして私は、なぜか左手に持っていたグローブと共にグラウンドに向かって駆け出していた。

 この練習は第2回とのことで、次回は9月の第一土曜日の予定らしい(注・予定は未定と終わりました)。彼らはメンバーと同時に対戦相手も募集しているらしい。

 その後メンバーは、きよたでビールをあびていたそうだ。

 


98/10 月 10 日 「野球(試合)」がありました。

 もう、いつのことだろうか。確かめずらしく暑い日だった。そう、思い出した。あれは体育の日(そういえば10が三つ並んで結婚式ラッシュだったらしい)だ。その日早朝から、ぼくは学生の時からの友だちとゴルフだった。いつものように大叩きをしたけれどその割にはとても元気だった。こんな時にはとことん身体をいじめてみたくなる。午後から「ゆりかご保育園」の親父たちが集まって野球の試合があることは知っていた。ぼろぼろになったグローブとぼろぼろになったスパイク(グローブもスパイクも僕が中学生の時に親父に買ってもらったやつだ。)を持って球場に足を運んだ。

 確か試合という話だったが、人数があまりいないぞ。まあいいや。とにかく試合ができるならば、文句はない。結局、色々助っ人を集めてきて紅白試合をすることになったようだ。“よし、思いっきりホームランでも打って保母さんの間で人気ものになってやる。”とは思わなかったがかなり気合が入ってきた。

 年も年なんで、キチンとウォームアップをしよう。しかしグラウンドを2周したところで息が上がってしまった。やはり朝のゴルフが効いているのか。いや、しかし他の父親は学童保育の運動会との連ちゃんだといっていたぞ。負けていられない。いくら太めでも一応若い方なんだから。歌のお兄さんより若いんだぞ!

 試合が始まった。親父の寄せ集めの割にはすごくしまった試合だぞ!相手投手も緩急自在に投げてくる。僕の打順だ。あっという間に2ストライクだ。あちゃっ引っ掛けてしまった。ボテボテだ。アウトだ。こうして僕の打順は4回まわってきたが、みんな凡打に終わってしまった。やはり、カッコつけるいつもの悪い癖が出た。僕のポジションはセンターだ。球がきた!あっ!エラーしちゃった。かっこわる〜。結局いいとこないジャンか。良かった。家族は応援に来てないぞ。

 試合は終わった。結果は?点数は?いいじゃないかそんなこと。この日に親父が集まって、奥さん子ども保母さんが応援をして。みんなで秋を満喫して。それが重要なんだ。(ホントは点数忘れた。)ここからが本番だ。さあ、これから打ち上げだ。場所は定番の“きよた”。僕は家族の都合で出られなかったが、実はこっちのほうが疲れたと聞いている。

 その夜、僕は“来年こそはいい結果を出す”と心に誓った。あ〜疲れた(これが本心)

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